専門家「デルタ株、甘く見ないで」 ワクチン接種後も感染対策を

 

 県内で新型コロナウイルスワクチンの接種後も感染が確認されるケースが出始めている。内堀雅雄知事は12日の県感染症対策本部員会議で「ワクチンを接種した後も感染、発症する可能性がある」として「うつさない」「うつらない」ためのマスクの着用など、接種後も感染防止対策を徹底するよう呼び掛けた。

 県によると、クラスター(感染者集団)と認定された会津若松市のつるが松窪病院では、感染者31人のうち14人がワクチン接種を済ませていた。このほかにも、接種後の感染が複数確認されている。

 ワクチン接種を巡り、県内では希望する高齢者への接種がおおむね完了し、70代以上の感染者が大幅に減少するなど効果が出ている一方で、20、30代など若い世代での感染が拡大傾向にある。

 県内で置き換わりが進むインド由来の変異株「デルタ株」の可能性が高い「L452R」変異は感染力が強く、ワクチンの効果を弱めるとされる。県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は「20、30代に申し上げたいが、デルタ株を甘く見ない方がいい。感染しないよう、自分で身を守らなければならない状況だ」と警鐘を鳴らした。