中通り最大100ミリ、会津80ミリ 15日も浸水や河川氾濫に警戒

 
降り続く雨で普段より増水した阿武隈川=14日午後、福島市

 14日の県内は停滞する前線や低気圧の影響で雨が降り、12日午後4時の降り始めから14日午後4時までの降水量がいわき市山田で156ミリ、天栄村湯本で124ミリ、塙町東白川で122ミリなど大雨となった。いわき市は土砂災害の危険が高まったとして、勿来、田人両地区の約2万世帯、約4万9000人を対象に警戒レベル3の「高齢者等避難」を発令した。

 県災害対策課によると、14日午後10時現在、郡山、いわき、相馬、南相馬、浅川、古殿の6市町が避難所計24カ所を開設。10世帯12人が避難している。いわき市東田町では落石があり、同市小名浜上神白では山の斜面が一部崩落した。いずれもけが人はいなかった。大雨の影響で、県内では水郡線上り線1本が運休した。約10人に影響した。

 福島地方気象台によると、15日も昼前にかけて大雨のところがある見込みで、同日午後6時までに予想される24時間降水量はいずれも多いところで中通りと浜通りが100ミリ、会津が80ミリ。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に注意を呼び掛けている。

 感染対策で間仕切り

 避難所となったいわき市の南部アリーナでは、高齢者らの体への負担を減らすため、畳敷きの柔道場に避難所を開設。プライバシーの確保や新型コロナウイルスの感染防止などのため、間隔を空けてテント型の間仕切りが設置された。

 同市は通常の避難所のほか、新型コロナに感染した自宅療養者と濃厚接触者を対象にした避難所も1カ所開設した。