「震災教訓」親子で学ぶ 双葉・伝承館、学芸員展示解説ツアー

 
津波で流出したランドセルなどを見た子どもたち

 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は14日、伝承館学芸員による展示解説ツアー「親子で学ぶ・伝える 東日本大震災・原子力災害」を同館で行った。県内の親子3組が参加し、津波で流出したランドセルなど、震災と東京電力福島第1原発事故の教訓を伝える生々しい資料を見たり触れたりした。

 夏休み期間中の小中学生と保護者を対象に、震災と原発事故に理解を深めてもらおうと企画した。学芸員の瀬戸真之さんが案内役を務め、小学生3人を含む親子8人と館内を巡った。

 瀬戸さんは「震災はいつ発生したか」「福島第1原発事故の原因は」など、子どもたちにクイズを出しながら館内の展示物や資料を説明。津波に襲われて傷だらけになったランドセルやボールなどのほか、福島第2原発で震災直後に緊急対応した際に使ったものと同様の非常用電源ケーブルなどを紹介した。

 田村市から訪れた大越小4年の堀川結生君(10)は「こんなに大変なことが福島で起きていたことを知った。震災を忘れないように友達に伝えてみたい」と話した。