福島県内でも平和の思い新た 県遺族会、福島で戦没者に祈り

 
黙とうをささげた県遺族会関係者ら

 終戦の日の15日、県内各地でも戦没者の追悼行事が行われた。

 県遺族会は、福島市の県護国神社で行われた終戦記念英霊感謝祭・疫病退散祈願に参列、心静かに平和への誓いを新たにした。

 同会は例年、政府主催の全国戦没者追悼式に参加しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため見送り、三役5人が同神社に参拝。正午の時報に合わせて黙とう、戦没者に祈りをささげた。

 会長の安斎満さん(83)は「コロナ禍で遺族会の活動も制限されている。戦後76年、各家庭で引き継いでほしい」とした。40~60代を中心に構成される「孫の会」部長の西山尚利さん(56)は「継承の難しさを感じているが、先祖への感謝を忘れないようにしたい」と話した。

忠霊塔に献花、喜多方市の追悼行事

 喜多方市は、同市の花園公園忠霊塔前で「戦没者を追悼し平和を祈念する日」の行事を行った。

 規模を縮小して実施。市遺族連絡協議会長の工藤力忠(りきただ)さん(86)、遠藤忠一市長、佐藤忠孝市議会副議長が追悼の言葉や式辞を忠霊塔に供え、献花した。

 日中戦争で父を亡くした工藤さんは「私が3歳のころに亡くなり、写真でしか顔を見たことがない。戦争は戦いだけではなく、心も傷つく。戦争のない当たり前の日常が続いてほしい」と話した。