東京パラ活躍誓う福島県勢 開幕まで1週間、4競技に4人出場

 

 東京パラリンピック開幕まで17日で1週間となった。24日から9月5日までの13日間、世界中のパラアスリートが22競技で頂点を競う。県勢は4競技に4人が出場する。延期となった1年間も含めて、5年分の思いを晴れ舞台でぶつける。

 「出場に満足せず地元にメダルを届けたい」。ロンドンから3大会連続出場となる車いすバスケットボール男子主将の豊島英(あきら)(32)=WOWOW、いわき市出身=は、男子初のメダル獲得を見据える。

 仙台市を拠点に競技に励んでいる。東京大会の内定後、会員制交流サイト(SNS)などを通じて多くの激励があった。「実は福島からが断然多かった」と笑い、「感謝の思いはプレーで表現する」と力を込める。

 豊島と同じく3大会連続の出場となるのは柔道(視覚障害)女子48キロ級の半谷静香(33)=トヨタループス、いわき市出身。リオでは3位決定戦で敗れて惜しくもメダルを逃した。「日本人選手にいい流れがつくれるよう金メダルを目指す」と雪辱を誓う。1年間延期にも「自分の柔道を見直す期間ができた。最後まで粘り強い柔道ができるようになった」と頼もしい。

 初めてのパラリンピックを迎える選手もいる。陸上女子400メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜(23)=東邦銀行=は「このような状況でパラリンピックが開催されることに感謝している。五輪では福島出身の選手が笑顔で競技に臨む姿を見た。私も笑顔でスタートラインに立ちたい」と号砲に備える。自己ベストは57秒80。「初のパラリンピックで自己ベストを更新する56秒台を出してメダルを獲得できるように頑張る」と意気込んだ。

 車いすラグビーには、チーム最年少の橋本勝也(19)=三春町役場=が名を連ねた。「一分一秒でも長くコートに立つことが目標。支えてくれた地元の人たちに恩返ししたい」と感謝を胸に晴れ舞台に挑む。2018年の世界選手権で世界一の喜びを味わった。「初のパラリンピックなのでどういう舞台か想像できず、最高のパフォーマンスを発揮できるか心配だが、代表に選ばれたからには金メダル獲得に貢献したい」