若い力で白河・東地区の魅力発信、高校生がプロジェクト立ち上げ

 
小学生と甘酒作りの作業を行う菊地さん(左)

 「白河市東地域を知ってもらうきっかけをつくりたい」。白河高2年の菊地未柚(みゆ)さんは、同地域の魅力を発掘し、発信していこうと「Smile More ひがしプロジェクト」を発足させた。同地域の名産品を使った新商品の開発や、町おこしにつながるイベントの企画などに取り組む。

 同地域出身の菊地さんは「地域の少子高齢化が進み、高齢者と若者の交流も減っている。このままでは、地域の魅力である農業を続ける人がいなくなってしまう」と危機感を持っていた。

 そこで、若い世代に地域の農業の魅力を知ってもらおうと、昨年は同地域の特産品であるリンゴを使ったスイーツ「麹(こうじ)のメーレコッテ」を開発。地域のイベントなどにブースを出店し、多くの人に味わってもらうなど活動に取り組んできた。

 菊地さんは、地域の魅力を紹介するためには農業だけでなく、立地企業の情報も発信する必要があると考え、企業の協力も得ながら同プロジェクトを始めることにした。若い世代と東地域の企業が協力することで、地域を引っ張る存在を目指す。

 活動の一環として、子どもたちに地域の名産品を楽しみながら知ってもらおうと5、6の両日、「オリジナル甘酒作り体験」と銘打ちイベントを開催した。トマト甘酒などを手掛ける同地域の山口こうじ店の協力で、市内の小学生が持ち寄ったバナナやモモ、オクラなどの野菜や果物をこうじとともに発酵させて甘酒にした。

 菊地さんは、こうじの性質や甘酒の作り方などを学び、小学生にも分かりやすい資料を作成。当日は、甘酒の仕組みなどを丁寧に説明した。「小学生と関わるイベントは初めてだったので不安だったが、すごく熱心に話を聞いてくれてうれしかった」と成功を喜ぶとともに「情報発信強化のために東地域の情報紙を作るのが目標。そのためにも、地道な活動を続けていきたい」と抱負を語った。

 菊地さんは「私が高校を卒業しても、プロジェクトが続くように、仲間も増やしていきたい」と一緒に活動する仲間を募集している。問い合わせはインスタグラムの公式アカウント「smilemore_higashi」へ。