東京パラ「福島の火」東京へ出発 郡山で集火式、大会成功願う

 
聖火台の「福島の火」をトーチに掲げる増子さん。左から2人目は星野さん=15日午前、郡山市・開成山陸上競技場

 東京パラリンピックの聖火として県内でおこした火を一つに集める集火式と出立式が15日、郡山市の開成山陸上競技場で行われた。共生社会実現や大会の成功などを願っておこした県内3方部の火が「福島の火」として一つになり、東京に向けて出発した。

 県内59市町村の住民らがおこした「種火」を浜通り、中通り、会津の3方部ごとに集約。この日は車いすバスケットボールで北京、ロンドン両大会に出場した佐藤聡さん=郡山市出身、北京五輪に出場した陸上の千葉麻美さん=矢吹町出身、世界パラ陸上に出場した佐藤智美さん=二本松市出身=の3人が3方部の火をランタンから聖火台に移した。

 車いすバスケットボールでパラリンピックに4大会連続出場した県障がい者スポーツ協会の増子恵美さん=三春町出身=が「福島の火」を聖火リレーのトーチにともし、「さまざまな皆さんの思いを込めて東京までしっかりと届けたい」と意気込みを述べた。聖火ランナーに選ばれている県立いわき支援学校高等部3年の星野千尋さんは「福島の復興と自分の成長を伝えられるように一生懸命届けたい」と力強く語った。