福島県、デルタ株の検出率86% 新型コロナ99人感染、2人死亡

 

 県は17日、新型コロナウイルスに感染して県内の医療機関に入院していた80代男性が12日、70代男性が14日に亡くなったと発表した。死者は計164人となった。新たに感染が確認されたのは99人で、16日に判明した。県内の感染確認は延べ7455人。インド由来の変異株「デルタ株」の可能性が高い「L452R」変異の検出率は86.4%に上り、置き換わりが急速に進んでいる。

 県によると、9~15日に陽性と判明した人のうち420件を検査したところ、363件がL452R変異で、前週(2~8日)に比べ9.4ポイント増加した。このうち207件を検査したいわき市保健所では206件を占め、検出率は99.5%とほぼ置き換わっている。

 ゲノム解析の結果、新たに44件がデルタ株と確認され、計88件となった。ゲノム解析で種別が特定できているL452R変異は全てデルタ株と確認されている。

 県内で感染者の死亡が確認されたのは7月18日以来。今月の県外感染者は16日現在で46人に上り、7月の月間数(20人)の倍以上になっている。県は、増加の背景には帰省者の感染などがあるとみており、引き続き不要不急の外出自粛などを呼び掛けている。

 17日に発表された99人の内訳はいわき市43人、郡山市14人、福島市8人、本宮市5人、須賀川、矢祭の両市町が3人、喜多方、西郷、矢吹の各市町村が2人、会津若松、白河、田村、南相馬、桑折、会津美里、三春、富岡の各市町が1人、県外が9人。45人の感染経路が分かっていない。

 クラスター(感染者集団)を巡っては、会津若松市のつるが松窪病院やいわき市の福島労災病院などで拡大が続いている。

 16日までに42人が退院、26人が宿泊療養施設を退所し、6人の自宅療養が解除された。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況(福島県HP)