「立木観音」に願いを 坂下・恵隆寺で例大祭、8月18日まで開帳

 
千手観音立像を前に手を合わせる拝観者=会津坂下町・恵隆寺

 会津三十三観音の一つで「立木観音」として知られる国指定重要文化財の千手観音立像が17日、会津坂下町の恵隆寺で開帳された。18日まで。

 毎年8月17、18の両日の例大祭に合わせて開帳されている。初日は藤田恵盛住職が読経し、拝観者の家内安全や商売繁盛、新型コロナウイルス収束などを祈願した後、拝観者が像を前に手を合わせた。

 最終日の18日は午前10時と午後2時の法要後、自由に拝観できる。感染症対策で検温や手指消毒を行い、マスク着用徹底や入場制限を行う。堂内には抱き付くと願いがかなうといわれる「だきつき柱」があるが、新型コロナの感染状況を踏まえて使用できない。

 千手観音立像は、平安時代に弘法大師が巨木の枝を切り、根が付いたままの立ち木に像を彫ったと伝わる。高さ約8.5メートルで、一本彫りの木像では国内最大級の高さ。中田観音(会津美里町)、鳥追観音(西会津町)とともに「会津ころり三観音」の一つに数えられる。