相馬市、抗体量を調査へ 新型コロナ、ワクチン追加接種に備え

 

 相馬市は、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた市民を対象に抗体量を調査する方針を固めた。3回目の追加接種が必要になる場合に備え、時間の経過に伴う抗体量の変化や年代別の違いなどを調べる予定。結果は公表し、感染防止対策にも役立ててもらう。市が19日、方針を確認した。

 同市のワクチン接種メディカルセンター副センター長の坪倉正治福島医大教授らが実施している調査の一環で、市民の一定数を抽出して行う方針。

 同市では、行政地区ごとに日時を指定する方式で迅速に集団接種を進めた結果、18日現在で12歳以上の市民3万800人の86.2%が2回目までの接種を完了。一方で、時間が経過するとワクチンの効果が低下する可能性があるとの指摘があり、政府は2回の接種を終えた人への3回目の接種を検討している。この日の会議では、追加接種が必要になった場合の対応についても協議した。

 立谷秀清市長は「抗体がいつまでもつのか、気にする声もある。ワクチンの効果を調査しながら、3回目の接種に向け取り組まなくてはならない」と話した。

 会議では感染者の状況も報告された。同市で今月感染が確認された7人中、4人が2回のワクチン接種を完了していた。立谷市長は「接種後の感染者は全て軽症。重症化を防ぐ効果を実感している」と述べた。