「今は我慢の時」 郡山にまん延防止適用へ、夜営業見送る店も

 
まん延防止等重点措置の適用を伝えるニュースを見て「感染拡大防止のためには仕方がない」と話す桑名さん=郡山市

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、いわき市に続いてまん延防止等重点措置の適用が決まった郡山市。感染拡大防止に向け一層の行動制限を求められることになった市民や事業者からは「大変だけれど命と健康には代えられない」と、ため息交じりに理解を示す声が聞かれた。

 「感染拡大防止のためには仕方がない。9月12日で重点措置が終わるようしっかり協力する」。郡山市虎丸町の飲食店まる虎の料理長を務める桑名照男さん(68)は、重点措置の適用後は夜の営業を見送る方針だ。コロナ禍で売り上げは半減したが、今後の営業継続のためにも「今は我慢の時だ」と強調した。

 郡山飲食業組合の藤原賢一組合長(64)は「重点措置には従うが、飲食店ばかりが狙い撃ちにあっているような印象だ」と指摘する。「アルコールが提供できなくなれば飲食店は営業できなくなる」とした上で、飲食店とその取引先が存続していくための補助金の新設や、ワクチンを接種した人には酒類を提供できるような制度作りを求めた。

 影響は飲食店だけにとどまらない。県内唯一のデパート「うすい百貨店」は約4万人の来場を見込んでいた石川県の物産展(24~30日)を中止するほか、混雑時には地下1階の食品フロアと10階催事場で入場を制限する。

 営業推進部副部長の菅野俊広さん(41)は「お客さまの安全・安心を考えれば致し方ない。早く収束し、通常のイベントができる環境に戻ってほしい」と切実な思いを語った。