手上げ、渡る意思表示 福島県警、動画で正しい横断の仕方紹介

 
県警が自主制作した「手上げ横断」を呼び掛ける啓発動画

 歩行者が信号機のない場所を横断する際に手を上げることを明文化するなど、交通マナーをまとめた「交通の方法に関する教則」が今春に改正されたことを受け、県警は正しい横断の仕方を紹介するオリジナル動画を制作した。県内では多くの車が横断歩道で一時停止しない現状があり、県警は事故を防ぐための手段の徹底を呼び掛けている。

 動画には県警マスコットの「福ぼうしさん」と、なりすまし詐欺防止マスコットの「カクニンジャー福くん」などが登場。横断歩道の前で手を上げて渡る様子や、運転手から歩行者がどう見えるかなどを約1分40秒の動画で紹介している。動画は県警のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」などで見ることができる。

 信号機のない場所の横断を巡っては「車が近づいているときは、通り過ぎるまで待つ」と教則に書かれていたが、警察庁が今春に改正。1978(昭和53)年に削除された「手上げ横断」が43年ぶりに復活した。

 日本自動車連盟(JAF)によると、県内の信号機のない横断歩道での車の一時停止率は27%。歩行者優先の意識が高いとは言えず、歩行者保護の意識向上が課題となっている。

 動画を制作した県警交通企画課は「運転手の意識向上と併せ、歩行者自身が身を守るための行動も促していきたい」としている。