県内の5温泉家庭に 岳温泉・佐藤物産館、入浴剤を開発・販売

 
県内温泉の魅力を知ってほしいと開発された福島湯めぐり温泉の素

 二本松市岳温泉の土産物店「佐藤物産館」は、地元の岳温泉など県内5カ所の温泉地の協力を得て、入浴剤「福島湯めぐり温泉の素シリーズ」を開発、販売している。店主の佐藤善彦さんは「コロナ禍で苦境にある県内の温泉地を盛り上げたい」と話している。 

 福島湯めぐりシリーズは岳温泉のほか、大玉温泉(大玉村)中ノ沢・沼尻温泉(猪苗代町)熱塩温泉(喜多方市)聖石温泉(田村市)の5種類。温泉の成分表を基に質感や香り、色といった泉質の再現にこだわり、家庭のお風呂でも各温泉の雰囲気が味わえるよう仕上げた。パッケージには各温泉の紹介やホームページに接続できるQRコードなどを記載した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大で不要不急の外出自粛が求められる中、各温泉地は利用者が減少し、厳しい状況にある。佐藤さんによると、温泉地同士の連携は全国的にも珍しいが、佐藤さんは各温泉を訪ねて理解を求め、1年をかけて開発にこぎ着けた。

 2020年3月末時点の本県の温泉地数は136カ所で全国で4番目に多く、多様な温泉を楽しむことができる。同シリーズでは今後、土湯温泉(福島市)も販売予定。佐藤さんは「自宅で"試温泉"して、興味を持った温泉地を訪ねてほしい」とPRする。

 価格は330円。佐藤物産館の店内とホームページ、各温泉地の土産物店で購入できる。問い合わせは佐藤物産館(電話0243・24・2504)へ。