監督と「二刀流」いわきの社会人選手 中学生サッカークラブ設立

 
子どもたちに指導する馬目さん

 いわき市で今年、新たな中学生サッカークラブ「アズーレいわきユナイテッド」が始動した。監督を務めるのは、東北社会人サッカーリーグ2部南のいわき古河FCに所属する馬目真輔さん(24)。馬目さんは選手として活躍しながら本格的に指導を始め、子どもたちと夢を追い続けている。

 馬目さんは「選手としてプレーしながら教えることで、子どもたちの成長にもつながると思う。選手との両立を長く続け、子どもに還元したい」と抱負を語る。

 いわき総合高を卒業後、いわき古河FCに入った。サッカーを続ける傍ら、自身が所属した小学生チーム「サンフレックスユナイテッド」でコーチを務め、指導者の楽しさに気付いたという。「指導はチームへの恩返しのつもりだったが、子どもの成長を支える楽しさがあった」と振り返る。

 サンフレックスユナイテッドが来年度に解散することが決まり、地元に貢献しようと新チームを設立した。チームには中学1年生16人が集まった。

 指導者として心掛けるのは「けがしない選手育成」。馬目さん自身が度重なるけがに悩まされてきたからだ。MFとして体を張ってボールを奪うプレースタイルの影響もあり、毎年のように太ももの肉離れを発症したという。「ピッチに立てずにつらい思いをしてほしくない」と馬目さん。子どもたちには「体をケアする重要性」を伝えていくつもりだ。そして大きな目標がある。「3年以内に県内で一番強いチームに育てたい」。馬目さんは目標に向かい、子どもたちと練習に励む。