震災後の富岡写真「土門拳文化賞」準賞に 須賀川の宇佐見さん

 
宇佐見さんが応募した、震災後のJR富岡駅周辺を写したモノクロ写真

 全国のアマチュア写真家の作品を審査する山形県の「酒田市土門拳文化賞」で、須賀川市の宇佐見冨士夫さん(67)が準賞に相当する奨励賞に輝いた。表彰式は9月5日に同県酒田市で行われる。

 宇佐見さんは富岡町出身で、2011(平成23)年の東日本大震災と原発事故で同町から避難を余儀なくされた。今回は「原発事故避難 いまだ先行き見えず」と題し、震災後の一時帰宅で立ち入った町内の風景や仮設住宅での生活などを撮影したモノクロ30枚組みの写真で応募した。宇佐見さんは「少しでも原発避難者の現状を知ってほしくて応募した。名誉ある賞を受賞できてうれしい」と話した。

 同賞は、酒田市出身の写真家土門拳の功績を記念し、同市が写真文化の振興と奨励を目的に毎年作品を募集している。本年度は全国35都道府県の124人から作品が寄せられた。