スノボ鬼塚選手「勇気や感動を与える存在に」 北京五輪向け決意

 
北京五輪に向けて意気込みを語る鬼塚選手

 「ビッグエアの大技を軸にして五輪を戦いたい」。来年2月開幕の北京冬季五輪でスノーボードのビッグエアとスロープスタイルでメダルを目指す鬼塚雅(みやび)選手(22)=星野リゾート=は23日、磐梯町のアルツ磐梯を訪れ、大舞台に向けた意気込みを語った。

 新型コロナウイルスの影響で海外遠征や合宿が制限された昨季は、星野リゾートが運営するアルツ磐梯に鬼塚専用練習場のミヤビパークが開設。この日は来季のミヤビパーク開設に向けた打ち合わせのためアルツ磐梯を訪問した。「専用練習場のおかげで海外選手に遅れをとらず、レベルを上げることができた。来季は五輪のために早めに準備してもらえて感謝している」

 現在は屋内練習場を中心にして調整を進める。「営業時間前に貸してもらえているので、あまりコロナ禍の影響は受けずに、自分の練習がしっかりとできている」。練習の合間には東京五輪をテレビ観戦し、影響を受けた。「東京五輪を見て勇気や感動をもらえた。今度は私がそれらを与えられる存在になりたい」

 昨季のビッグエアでは、女子で最高難度の「キャブダブルコーク1260」(逆スタンスで回転軸を斜めにして縦2回転、横3回転半)を完成させた。3月の世界選手権では銅メダルに輝いている。「2年前から計画的に練習している大技。これを軸に北京五輪で頑張りたい」。スロープスタイルの方も「昨季の課題は解決済み。すでに改善している」と自信を見せる。

 アルツ磐梯の専用練習場は12月下旬から1月上旬までの期間に練習拠点とする予定。鬼塚選手は「アルツ磐梯は子どもの頃から来ている思い出の場所。五輪直前の練習で来るので、見に来てもらい応援していただけたらうれしい」と県民にメッセージを送った。