「三春馬車鉄道碑」復活 かつて郡山と結ぶ 地域の歴史継承へ

 
地域の歴史を伝える三春馬車鉄道碑

 三春と郡山間で輸送に使用されていた、馬車鉄道を顕彰する「三春馬車鉄道碑」が今月、三春町の中町公民館近くに復活した。三春まちづくり協会街並み部会が中心となり取り組む事業で、地域の歴史を伝えている。

 三春馬車鉄道は1891(明治24)年、県内で初めて設けられた馬車鉄道。三春に集まる産物を東北線郡山駅に輸送する目的で、三春の商人たちが「三春馬車鉄道株式会社」を設立し、問屋の多い三春町中町に出発点を置いた。人の移動にも用いられたという。大正時代、磐越東線が開通したことで廃業となった。

 石碑は1984(昭和59)年に建てられたが、商業施設移転の影響で、町歴史民俗資料館に保管されていた。町内に地名を記した石柱の設置事業を進めている同部会が、石碑復活に尽力した。同部会は町内の石柱を巡る拓本ラリーを実施している。問い合わせは三春まちづくり協会(電話0247・62・3988)へ。