ペット同伴の避難に備え 福島市が訓練、鳴き声や臭いなど課題

 
避難訓練会場で簡易テントに入った飼い主と猫=25日午後、福島市勤労青少年ホーム

 福島市は25日、同市入江町の市勤労青少年ホーム体育館でペット同伴の避難訓練を行い、受け付けやテント設営など一連の流れを確認した。市は災害時に「ペットがいたので避難できなかった」などの声を受け、9月以降、ペット同伴の避難所を開設する予定。

 訓練では、避難者役を務める県北動物愛護ボランティア会の会員が犬や猫を連れ、受け付けで狂犬病の有無や特徴などを申告。体育館に移動し、ケージへの誘導や避難するテントの設営などを確認した。避難所のスタッフが限られていることから、テントの設営は避難者が行うこともあるという。ケージへの誘導では、ペットがスムーズに入っていかない場面もあった。

 飼い犬と訓練に参加した同会の山崎麻弥子会長は「災害に備え、ペットをケージに慣らす訓練も必要になる」と話す。

 避難所の開設などに携わる県獣医師会の河又淳副会長理事は「鳴き声や臭いなど問題は多い。訓練を通して見つかった課題を検討し、ペットも人もストレスがたまらない環境づくりをしていきたい」と話した。

 市は9月以降、災害の危険度などを表す警戒レベルで3の「高齢者等避難」が発令された際、ペット同伴の避難所を同体育館に開設する。