除染作業員、9月上旬から職域接種 住民票が福島県外も対象に

 

 環境省は25日、除染など福島環境再生事業を受注している鹿島建設、大成建設と共同で9月上旬から、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施すると発表した。県内に住民票を持たず、接種が難しかった作業員らも対象とする。

 同省発注事業を巡っては、これまでに作業員94人の感染が確認され、同省は「地域の感染拡大防止に努めたい」としている。

 共同職域接種は両社の作業員や関係者、両社以外の下請け作業員ら約2200人が対象。鹿島建設は富岡町、大成建設は浪江町に接種会場を開設する。

 同省福島事務所によると、同事業には約9000人が従事しているが、うち約4000人は県内に住民票を持たずに作業に当たっているとみられる。これまでは住民票のある住所地での接種を基本としていたが、住所地が遠方などの理由で接種できずにいる作業員らもおり、職域接種を通じて予防や拡大防止につなげたい考え。