宇宙旅した川俣シルクの横断幕帰還 福田小児童らにお披露目

 
地球に帰還した横断幕に興味津々に見入る児童ら

 2月に国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げられ、日本の実験棟「きぼう」に張り出された長さ約7メートル横断幕の帰還式が26日、川俣町役場で行われ、宇宙から帰ってきた「川俣シルク」の横断幕が関係者にお披露目された。

 横断幕は、一般財団法人ワンアース(茨城県)の主催事業「東北復興宇宙ミッション」の一環で制作。被災3県の市町村から寄せられた、復興支援への感謝のメッセージや復興の歩みを写した写真を、福田小(同町)の当時の6年生が手縫いでつなぎ合わせた。3月11日には「きぼう」で、宇宙飛行士の野口聡一さんが横断幕を背に感謝のメッセージを読み上げた動画が公開され、話題を集めた。

 帰還式には、同校の6年生が参加し、ワンアースの長谷川洋一代表理事らが見守る中、米航空宇宙局(NASA)で梱包(こんぽう)された袋から横断幕を取り出した。児童(11)は「横断幕を作った(当時の)6年生の思いを感じることができた。ミッションを通じて身近に感じた宇宙に行ってみたい」と話した。

 横断幕は9月2日まで、町役場に展示される。その後は、事業に参加した各市町村を巡回する予定。