美里強殺、控訴を棄却 仙台高裁「被告単独で殺害」

 

 会津美里町で2018(平成30)年に起きた強盗殺人事件で、強盗殺人と死体損壊、死体遺棄の罪に問われた本籍千葉市、住所不定、無職天野十夢(とむ)被告(34)の控訴審判決公判は26日、仙台高裁で開かれ、秋山敬裁判長は無期懲役とした一審地裁郡山支部の裁判員裁判の判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。弁護側は上告する方針。

 弁護側は一審同様、強盗殺人罪について現場にいた別の男性(死体遺棄罪などで懲役1年8月が確定、服役後出所)が単独で殺害したと無罪を主張していた。判決理由で秋山裁判長は、単独または共謀して殺害したとした一審判決について「被害者の死体の損傷や周囲の供述などから天野被告が単独で殺害した」と認定した。

 判決などによると、天野被告は出資金の返還などを免れるため、18年3月15日ごろ、会津美里町の空き地で男性=当時(49)=の顔などを鉄パイプで殴り殺害。雪で被害者の遺体を隠し、同町の山林で遺体の両手首を切断して埋めた。