児童虐待、福島県1871件 20年度児相対応、「心理的」最多67%

 

 県内四つの児童相談所が2020年度に対応した児童虐待相談対応件数(速報値)は1871件だったことが27日、県のまとめで分かった。前年度に比べて153件(7.6%)減少しているが過去2番目と高い水準にある。県は20年度から各児相に「介入チーム」「相談支援チーム」を置き、家庭に介入する職員と相談に応じる職員を分けて対応する態勢を構築しており「今後も丁寧に対応していく」(児童家庭課)としている。

 虐待の内訳は心理的虐待が1271件と最も多く、全体の67.9%を占めた。身体的虐待は365件、ネグレクトは205件、性的虐待は30件だった。配偶者からの暴力(DV)が発生した家庭に児童がいる場合、警察が心理的虐待として通告することから、心理的虐待が多い傾向にある。虐待者は実父が1043件、実母が511件で、合わせて8割超を占めた。

 児相別では県中(郡山市)が608件で最多。浜(いわき市)493件、中央(福島市)461件、会津309件だった。相談経路は「警察等」が1280件と全体の7割弱に上り、「学校等」が159件、「近隣・知人」が95件、福祉事務所が80件だった。