いわき市長選、8月29日告示 9月5日投票、現新4氏の選挙戦へ

 

 任期満了に伴ういわき市長選は29日、告示される。3選を目指す現職の清水敏男氏(58)=2期、いずれも新人の元文部科学省室長の内田広之氏(49)、前常磐共同ガス社長の猪狩謙二氏(59)、元衆院議員の宇佐美登氏(54)の4人が無所属で立候補を予定しており、4人による選挙戦がほぼ確実な情勢となっている。投票は9月5日。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、まん延防止等重点措置が適用された中での選挙戦となる。収束の見通しが見えない新型コロナ感染症対策や災害対策をはじめ、県内最大の人口を誇るいわき市の将来像をどのように描き、地域振興や人口減少対策を示せるかが争点になりそうだ。

 各政党は明確な姿勢を示していない。自民党いわき総支部、立憲民主党福島5区総支部、公明党、社民党いわき双葉総支部、共産党いわき・双葉地区委員会は自主投票を決めた。

 清水氏は2期8年の実績を掲げ、後援会組織を軸に政策を訴える。「復興防災都市」や持続可能なまちづくりの実現に向けた市政継続を強調する。

 内田氏は元文科省職員の行政経験を生かし、教育政策や危機管理対策の充実を掲げる。支持を受ける市議や各団体と連携し、さらなる知名度の向上を図る。

 猪狩氏は経営者としての経験をアピールする。市内への企業誘致で雇用を創出し、市内経済の活性化を訴える。経済界の人脈を駆使して訴えを強める。

 宇佐美氏は衆院議員時代から培ってきた人脈と実績を掲げ、医療や子育ての充実を主張する。各地区の支援者を中心に草の根で浸透を図ろうとしている。

 市長選の投票率は2009(平成21)年が56.02%、13年が51.13%、17年が49.13%と低下傾向にある。新型コロナの影響がどのように反映されるか注目される。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は計26万9960人(男性13万2058人、女性13万7902人)。