福島県、非常事態と独自対策を9月12日まで延長 知事が協力要請

 

 内堀雅雄知事は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、今月末を期限としていた全県の「非常事態宣言」と、56市町村を対象にした「県独自対策」を9月12日まで延長すると表明した。酒類を提供する飲食店などに対する午後8時以降の営業自粛などの対策を継続することで、全県的ともいえる感染を封じ込めたい考えだ。期限の延長は県感染症対策本部員会議で決めた。

 県独自対策は、まん延防止等重点措置を適用中のいわき、郡山、福島3市を除く56市町村で行われている。期限の延長に伴い、引き続き要請に応じて時短営業など取り組む事業者には、協力金などを支払う。

 期限延長の背景には、今月の感染者数が既に2609人に上るなど感染拡大に歯止めがかからない状況がある。26日現在の病床使用率は57.8%と、直近1週間(20~26日)の人口10万人当たりの新規陽性者数(36.08人)、療養者数(57.26人)とともに依然としてステージ4(爆発的な感染拡大)の水準にある。

 重点措置が行われている3市以外でも、会津若松市などでクラスター(感染者集団)が発生している。56市町村の直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数をみても、24.62人とステージ4の指標(25人以上)に近い状態が続いている。

 内堀知事は「特に3市に隣接する市町村では、いつ感染の急拡大が起きてもおかしくない」と指摘し、改めて県民に不要不急の外出自粛などを求めた。