トライアスロン女子ガイド・菊池「絆の力走」 東京パラ

 
【女子(視覚障害)】11位でゴールする円尾敦子。右はガイドの菊池日出子=お台場海浜公園特設コース

 「無事にガイドできて良かった」。菊池日出子(棚倉町在住)は28日、トライアスロン女子視覚障害の円尾敦子(日本オラクル・グンゼスポーツ)のガイドを務め、2人並んで11位でフィニッシュ。レース後には円尾の肩に手を置き、感謝を伝えた。

 菊池は五輪出場を目指し第一線で活躍してきたトライアスロン選手。2018年12月に現役を引退したが、リオデジャネイロ大会9位の円尾からサポート役である「ガイド」の要請を受け、ともに東京を目指してきた。菊池が円尾の住む兵庫県へ通ったり、練習環境の整うJヴィレッジで合宿をこなすなど互いに行き来して絆を強めた。

 選考レースでは世界ランキング10位に終わり、出場枠を獲得できなかったが、追加選出で2大会連続のパラ大会出場が決定、2人で気持ちを高めてきた。宮崎県で直前合宿を行い、前回大会を上回る順位を目指して懸命なレースを展開した。

 猛暑の中、スイム、バイクで粘り、最終のランで順位を上げた。菊池は「二度とないような経験をさせてもらった。この貴重な経験をこれからの選手に伝えていきたい」と語った。