福島県、新型コロナ感染47人 知事「厳しい状況に変わりはない」

 
新型コロナウイルス感染を確認した人数

 県は30日、県内で新たに47人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。29日に陽性が判明。1日の感染者数としては7月26日の41人以来約1カ月ぶりに50人を下回ったが、内堀雅雄知事は30日の定例記者会見で、療養者の減少にはつながっていないとして「厳しい状況に変わりはない」との認識を示した。

 感染者数は延べ8651人。29日時点の入院者数は重症16人を含め351人で、病床使用率は55.1%とステージ4(爆発的な感染拡大)の水準が続く。自宅療養者は481人、宿泊療養者は107人、療養先調整中は79人で、療養者全体では1018人に上る。

 療養者数が高水準で推移する中、県は宿泊療養施設を503室に拡大。内堀知事は「(自宅療養者の)体調が悪いような場合、速やかに受け入れられる態勢を構築している」と述べ、宿泊療養施設を最大限活用する考えを示した。

 会津坂下町で事業所関連のクラスター(感染者集団)2件が認定された。町内の社員寮で5人、別の事業所でも5人の感染が判明。県内のクラスターは計144件。県は、夏季休暇明けに軽微な体調の変化を自覚しながらも出社し、感染が広がるケースがあるとして注意を呼び掛けている。

 29日に陽性が判明した47人の内訳は郡山市18人、いわき市11人、福島市、田村市が各5人、鏡石町3人など。11人の感染経路が不明。29日までに18人が退院、18人が宿泊療養施設を退所し、40人の自宅療養が解除された。

■福島県内の新型コロナウイルス発生状況(福島県HP)