飯舘発「希望の花」 アルストロメリア出荷最盛期

 
多彩な色で咲きそろい本格化するアルストロメリアの収穫作業=30日午後、飯舘村

 飯舘村松塚地区の花卉(かき)農家高橋日出夫さん(71)方のビニールハウスで、アルストロメリアの収穫、出荷が最盛期を迎えている。

 高橋さんは、2017(平成29)年に東京電力福島第1原発事故による全村避難が一部を除いて解除されて以降、帰村して妻の民(たみ)さん(72)と共に栽培に汗を流している。

 ハウスでは、黄色やピンク、紫色など9種類約700株を栽培。冷涼な村の気候で育つ花は色づきが良く、長持ちするという。

 高橋さんによると、11月ごろまでが出荷の最盛期。今の時期は、愛知県や長野県などの産地で収穫量が少ないため、比較的高値で取引されるという。

 高橋さんは「花芽を出すために土の温度管理には気を配っている。村に明るいイメージを持ってもらえるよう、栽培はこの先も続けていきたい」と話した。