身も心もぽっかぽか 南相馬に飲食店新業態「料理とサウナ」提供

 
「サウナを通じてさまざまな体験を提供したい」と話す川口さん(右)と大槻さん

 南相馬市原町区の飲食店「川口商店」は9月13日、貸し切り型サウナ施設「発達」をオープンする。新型コロナウイルスによる厳しい経営状況からの脱却を目指し、飲食店とサウナを掛け合わせた業態に転換した。店主の川口雄大さん(31)は「サウナを通じて、コロナ禍で失われたさまざまな体験を提供したい」と話している。

 川口さんは、コロナ禍で考えたサービスとして〈1〉安全〈2〉体験〈3〉共有〈4〉支援―の四つを掲げる。施設は不特定多数と接触しない貸し切りとし、サウナや料理などオフラインで楽しむ時間を体験、共有してもらう。客室では地元商品を別売りし、地域を盛り上げたいという。

 施設は木造2階建てで、1階にサウナ、水風呂、洗い場、2階には外気浴ができるバルコニーや客室、更衣室を備えた。サウナでは熱した石にアロマ水を掛けて水蒸気を発生させるフィンランド式の入浴法「ロウリュ」を楽しめるほか、まわし姿の熱波師・大槻綾さん(27)=南相馬市=が土、日曜日限定で登場。しこ名「熱風(ねつかぜ)」という愛称で、バスタオルで水蒸気を力強くあおぐ。施設では「サウナ飯」として料理やドリンクを提供。川口さんの妻で長崎県出身のみどりさん(38)が本場「ちゃんぽん」などを振る舞う。

 新型コロナの影響で、飲食店の売り上げは例年の3割未満にとどまるという。川口さんはポストコロナを見据え「お客さんの喜ぶ顔が見たい」と話す。施設名はサウナで「整う」先にある境地として「発達」と名付けた。

 営業は2部制で午前9時~午後2時と、午後3時30分~同8時30分の各5時間。料金は1部当たり2万3800円で予約制。9月1日から予約を受け付ける。利用客の上限は8人。問い合わせは川口商店(電話0244・41・9108)へ。