福島県求人倍率1.34倍 7月、2カ月連続の増加

 

 福島労働局が31日発表した7月の雇用失業情勢によると、県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.04ポイント増の1・34倍だった。2カ月連続で増加となり、労働局は雇用情勢判断を「引き続き求人が求職を上回って推移しており、一部に持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。

 有効求人倍率が2カ月連続で1.3倍台となったほか、県内全てのハローワークで1倍を上回り、正社員有効求人倍率も5カ月ぶりに1倍を上回った。有効求人数は前月比0.8%増の3万6625人、有効求職者数は2.0%減の2万7388人だった。

 新規求人数は主要7業種のうち建設、製造、運輸・郵便、医療・福祉、宿泊・飲食サービス、サービスの6業種で前年同月を上回った。製造業のうち情報通信機械器具は、巣ごもり需要でパソコン周辺機器を増産する事業所からの求人があり、大きく伸びた。

 労働局は、新規求人の動向に業種間による差があり、新型コロナウイルスの感染拡大によっては人材需要の回復が遅れることも懸念されるため「雇用に与える影響を注視していく」としている。

 新型コロナに関連した8月(30日現在)の解雇・雇い止めは29人で、見込みを含めた累計は1659人となった。

県内高卒就職、地元希望85%

 福島労働局が31日発表した来年3月卒の新規高卒者の求人・求職状況によると、学校やハローワークの紹介で就職を希望する人のうち県内を希望する人は全体の85.7%となった。

 採用選考が9月16日から始まるのを前に、7月末現在の動向をまとめた。就職希望者は3876人で県内が3320人、県外が556人。求人数は7407人で、求人倍率は1.91倍だった。