算数、数学は全国下回る 学力テスト、小中の国語おおむね平均

 

 文部科学省は31日、小学6年と中学3年の全員を対象に行った全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。県内公立校の平均正答率は整数値で、中3の数学が55%(全国公立平均57.2%)、小6の算数が67%(同70.2%)と全国平均を下回り、小中とも正答率の低かった記述式で課題を残す結果となった。

 小6は新学習指導要領に基づく初の出題で、小6、中3とも「思考力・判断力・表現力」などを測る問題が出題された。整数値で比較した場合、本県の小6算数は全国45位、中3数学は38位と低調傾向が続き、国語は中3が12位、小6が28位。県教委は国語について「おおむね全国平均」と評価した。

 昨年度の学力テストは新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、本年度は5月27日に2年ぶりに行われた。県内から公立の小学校406校の1万3919人と中学校217校の1万4280人が受けた。都道府県別では秋田や福井、石川などが上位となった。

 文科省は新型コロナの感染拡大による昨春の一斉休校の期間と正答率を分析し「相関関係はない」と結論付けた。多くの学校が休校明けに補習をするなどして対応した結果、「学習遅れを取り戻せた」と評価した。

 都道府県の平均正答率は、過度な競争や序列化を避けるため、小数点以下を四捨五入した整数値で公表されている。