新型コロナ8月感染は月別最多2951人 福島県、新たに75人確認

 

 県は1日、県内で新たに75人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。8月31日に陽性が判明。同月の感染確認数は、月別最多だった5月の1179人の約2.5倍に当たる2951人で、これまでにないペースで感染が拡大した。感染確認数は延べ8783人。

 2951人の年代別内訳は、20代が692人で最も多く、40代の467人、30代の456人と続いて働き盛り世代の感染が目立った。8月のクラスター(感染者集団)発生件数は46件で、このうち25件が事業所関連。職場内でマスクを取った場面での感染事例が報告されており、県は基本的な感染防止対策の徹底を強く呼び掛けている。

 感染経路は家庭内感染が全体の31.7%と、不明の35.1%に次いで多かった。県は夏季休暇中の人流増加や家庭内感染が事業所での感染拡大につながったとみている。地域別では、まん延防止等重点措置が適用されているいわき市が1114人、郡山市が587人、福島市が366人だった。会津若松市144人、本宮市85人と続いた。

 31日に陽性が判明した75人の内訳は、郡山市22人、福島市18人、いわき市16人、白河市5人、会津若松市4人、須賀川市、本宮市、矢吹町が各2人、川俣町、猪苗代町、富岡町が各1人。県外は1人。35人の感染経路が分かっていない。

 31日時点の入院者数は重症18人を含む320人で、病床使用率は50.2%と、ステージ4(爆発的な感染拡大)の水準である50%を上回っている。10万人当たりの療養者数(49.40人)、直近1週間(8月25~31日)の新規陽性者数(29.25人)もステージ4の水準。

 ピーク時の10万人当たりの療養者数(58.13人、8月19日時点)と新規陽性者数(46.70人、8月17日時点)と比較し、31日時点の数値は低下したが、県は「ピークアウトと捉えるのは時期尚早」としている。

 県によると、県南地方の事業所で従業員6人の陽性が判明し、県内148件目のクラスターに認定。また、福島市の自衛隊福島地方協力本部募集案内所のクラスターは9人に拡大した。県北地方では2事業所で広がり、県内135件目が10人、145件目が6人となった。

 県によると、31日時点の宿泊療養者数は109人、自宅療養者数は399人。療養先調整中の84人を加えた療養者数は912人。同日までに49人が退院し、22人が宿泊療養施設を退所、34人の自宅療養を解除した。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況(福島県HP)