電子食事券11月開始へ 福島県の認定飲食店支援、5000円で6500円分

 
ふくしま飲食店応援事業イメージ

 県は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じている飲食店に対する第三者認証制度「ふくしま感染防止対策認定店」で使える「プレミアム付き電子食事券」について、感染状況を踏まえた上で11月から販売を始める。安心して利用できる飲食店を増やすとともに、コロナ禍の長期化で落ち込んだ飲食需要を喚起することで地域経済の活性化を図る。県が2日、発表した。

 6500円分の電子食事券を5000円で購入でき、認定店での会計(電子決済)時に提示して使う。30万セットを販売する予定で、複数の店を利用した場合、プレミアム分を追加付与するなどの特典も検討している。電子決済で使う食事券とすることで、換金や申請手続きにかかる飲食店の負担を減らす。利用期間は11月1日から来年2月末までの予定。

 認証制度は、食品衛生指導員による現地調査で十分な対策が取られていると確認された店に、県が"お墨付き"を与える仕組み。認証を受けると県が交付する「認定店」のステッカーを掲示できる。ただ、飲食店からは、認証取得による「直接的なメリットがない」との声が上がっていた。

 県によると、認定店は8月27日現在で1931店あるが、県内の飲食店は約7000店に上る。県は、食事券の発行によって認証取得の動機付けをし、認定店を増やしたい考え。併せて、感染対策を徹底した飲食店の利用を促すことで、飲食店と同様に打撃を受けている取引先や関連事業者にも経済効果を波及させる。

 委託業者を募集

 「プレミアム付き電子食事券」の発行に伴い、県は3~17日に事業の委託業者を募集する。食事券の発行や飲食店への精算方法などについて提案してもらう。食事券の発行額やセット数についても、より効率的な提案があれば採用する方針。問い合わせは県商工総務課(電話024・521・7270)へ。