「空飛ぶクルマ」米で試験 テトラ、南相馬でも飛行申請へ

 
開発中の新型機「Mk-5」(テトラ・アビエーション提供)

 空飛ぶクルマの開発を手掛け、南相馬市の福島ロボットテストフィールドに入居するテトラ・アビエーション(東京都)は米国での認証を取得し、同社の新型機「Mk―5(マークファイブ)」の飛行試験を現地で始めた。同社が2日発表した。国内でも同フィールドで飛行試験を行うため、今後、国土交通相へ許可申請する方針。

 同社によると、新型機は翼部分に32個のプロペラを備え、垂直方向へ飛行し、機体後部にある1個のプロペラで水平方向へ動く。4枚の翼があり、安定した長距離飛行が可能だ。

 すでに予約を受け付けており、主に米国のパイロットライセンスを所有する個人へ販売する。現地では航空機の扱いとなり、ライセンスがあれば運転が可能になるという。販売後も改良を重ね、量産につなげる。

 同社の担当者は「今後、(国内でも)ロボテスを中心に飛行試験を行い、課題を洗い出していく。福島の子どもたちに空飛ぶクルマを見てもらい、夢を与えていきたい」とした。

 同社は同フィールドに入居するほか、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の実現に向けた連携協定を南相馬市と締結している。