佐々木、幸せな誕生日に 陸上女子400、粘りの走りで決勝進出

 
【女子400メートル(視覚障害T13)予選】力走する佐々木真菜=国立競技場

 東京パラリンピック第10日の2日、陸上女子400メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜(24)=東邦銀行=は58秒48で予選3組4着となり、予選全体8位で決勝進出を決めた。

 自らの足で誕生日に花を添えた。陸上女子400メートルの佐々木真菜は予選3組4着ながら、全体8位のタイムで決勝進出をつかみ取り「最後の100メートルを粘り強く走れて納得の走りができた」と笑顔がはじけた。

 2日で24歳になって初めてのレースは「2年ぶり」という強い雨。さらにライトなどの光が苦手なため普段はサングラスを着けて走るが、夜間で視界が暗くなることを恐れてサングラスも外してレースに臨んだ。

 同組には佐々木も出場した100メートルの金、銀、銅メダリストが勢ぞろい。「緊張していた」と打ち明けたが、硬さをほぐしてくれたのは周囲からの祝福の声だった。「朝から行く先々で『おめでとう』と言ってもらえて笑顔でいられた」。先行するメダリストに食らい付き、後半は持ち味の粘り強さを発揮した走りで4日の決勝へ滑り込んだ。

 「(決勝進出が決まり)ハッピーな一日になりました」とかみしめる佐々木。欲しいものを尋ねられて「ミカンが好きなので、ミカンがいい」とおどける一幕もあったが、目標タイムに届かず「予選の走り方を改善したい」と表情を引き締めた。(折笠善昭)