全日本剣道連続出場へ 福島西高・三田教諭「日々努力を自信に」

 
憧れの日本武道館で開かれる全日本選手権に挑む三田さん

 県剣道選手権で2連覇した福島西高教諭の三田大輔さん(35)は11月、憧れの日本武道館で開かれる全日本選手権に挑む。「まずは初戦突破できるように頑張りたい」。三田さんは、初戦で敗れた前回大会の雪辱を果たそうと決意を新たにしている。

 2度目の県王者となり、全国への切符をつかんだのは先月29日。福島市で開かれた県選手権で5試合を勝ち抜き、頂点に立った。5試合のうち2試合は延長戦となる激戦だった。「(前回大会よりも)ライバルが多く、レベルが高かった。2連覇は意識してなかったが、勝ててうれしかった」。

 大会には県内の大学生や社会人ら30人が出場。特に印象に残っているのが、延長戦となった決勝だ。試合は30分を超える熱戦となり「時間を忘れて集中した」。相手が一気に攻めてきたところに一瞬の判断で小手打ちを繰り出し、優勝をつかんだ。

 いわき市出身の三田さんが本格的に剣道を始めたのは小学2年生。試合で勝つことが楽しくて、気が付くと剣道歴は25年以上。「今までやめたいと思ったことはない」と笑う。

 磐城高時代には全国高校総体(インターハイ)に出場。筑波大時代には団体戦で全国2位となった実績を持ち、現在は福島西高剣道部の顧問を務める。

 教師を目指したのは、高校時代の恩師への憧れから。生徒への指導力と自身の技術力が高かった恩師の姿は、今でも目標だ。

 「生徒と一緒に取り組んで、お互いを高め合って強くなりたい」と話すように、部員と一緒に練習で汗を流す三田さん。その成果が出たのが2014(平成26)年。全国教職員剣道大会での初優勝につながった。

 自身の持ち味は「負けず嫌い。粘り強く、集中力を切らさないこと」。結果が出なくても、努力の過程を大切にしているという。

 全国大会の舞台は、剣士の「聖地」ともいえる日本武道館。「毎日必ず剣道と向き合っている。日々の努力を自信に変える」。その思いを聖地でぶつける。