車いすラグビー・橋本「胸張ってプレー」 三春町役場に「銅」報告

 
勤務先で同僚らの出迎えを受ける橋本(右)=2日午前8時20分、三春町

 東京パラリンピック車いすラグビーで銅メダルを獲得した日本代表チームの橋本勝也は2日、勤務先の三春町役場に坂本浩之町長を表敬訪問し、大会での成果を報告した。橋本は「目標の金メダルに届かず、悔しい大会だった。次は笑顔で終えられるよう努力したい」と振り返った。

 日本代表は予選リーグを3戦全勝で通過したが、準決勝で英国に敗れた。3位決定戦でオーストラリアに勝利し、2大会連続の銅メダルに輝いた。

 橋本は「(自身が出場した)1試合目は緊張で思うようにいかなかったが、2試合目は胸を張ってプレーできた。貴重な体験になった」と述べた。

 坂本町長は「障害者スポーツを身近に感じさせてくれたことが一番の成果。今後、さらに活躍することを期待したい」とたたえた。

 橋本は表敬訪問後、報道陣の取材に答えた。

 ―3位決定戦終了後の涙が印象的だった。
 「メダルを争う試合に出られなかった悔しさがあった。また、先輩のチームメートから『期待している。俺たちを超えてこい』と言われ、うれしかった気持ちもある。いろんな感情が交じり、込み上げるものがあった。大会中、主力選手が受ける重圧の大きさを感じた。自分は、まだまだプレーヤーとして甘いと感じている」

 ―パラリンピックで学んだことは。
 「一分一秒、最後の最後まで何が起きるか分からない緊張感があった。日本は史上最強の意識で臨んだが、各国とも延期となった1年間で力を付けてきた。どの国にも優勝のチャンスがあったと思う。金メダルを逃した悔しい思いを3年後のパリで生かしたい」

 ―地元の三春町をはじめ、さまざまな応援があった。
 「連日、友人や知人からメッセージをもらい、力になった。準決勝で敗退した時は落ち込んだが、3位決定戦前にチームで『応援してくれる人がいる。今何ができるかに集中しよう』と気合を入れ直した。今後も感謝の気持ちを忘れず、車いすラグビーを通じて恩返ししていきたい」