8月クラスター、46件のうち半数以上が事業所関連 福島県

 

 県は2日、県内の事業所や社員宿舎で確認された新型コロナウイルスの感染事例を公表した。職場と宿舎で同時に感染が拡大し、大規模クラスター(感染者集団)となったほか、基本的対策の怠りから広がったケースなどがあった。県は感染防止対策の徹底や体調悪化時に早期の医療機関受診を呼び掛けている。

 県感染症対策本部員会義で県が示した。県によると、月別最多となった8月のクラスター46件のうち、事業所関連は28件。職場と宿舎で感染者が出た事例では、従業員のほか家族など数十人規模で感染が拡大。また、事業所内で感染対策を取っていたが、宿舎では共同の台所で食事をしたり、一部屋に複数人が集まったりした結果、感染が広がった事例もあった。

 出先の従業員を集めた会議の後に会食したところ、参加者一人の陽性が分かり、同席した全員が濃厚接触者に認定された事業所もあった。感染拡大までは至らなかったが、県はオンライン会議などを推奨している。ほかにも症状を自覚しながら職員が出社した上、対策が不十分だったため感染が広がった事業所も確認されている。

 県は県内全事業所に手指消毒やマスク着用、換気など基本的対策の徹底を求めている。内堀雅雄知事は「ほんの少しの気の緩みから身近な所で起こっている」として協力を呼び掛けた。