会津塗「紫翠盃」要人贈呈へ 10月にドバイ万博、日本館記念品

 
「日本の環境への取り組みを発信する機会になる」と話す曽根社長

 10月にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開幕する国際博覧会(万博)で、日本館に来館した要人へ贈られる記念品に、植物由来のプラスチックに会津塗を施した三義漆器店(会津若松市)の「紫翠盃(しすいはい) 玉虫塗」が選ばれた。

 紫翠盃は、生分解性プラスチック(PLA)でできている。PLAはでんぷんやサトウキビ、乳酸菌を原材料とし、土中に埋めると微生物の酵素によって水と二酸化炭素に分解される。プラスチックごみゼロの取り組みに共感する同社の曽根佳弘社長がPLAと出合い、会津塗の商品を作った。

 記念品は全国各地から17点が選ばれた。経済産業省によると、日本館に訪れた各国の要人に贈られる際には、紫翠盃がPLAでできていることなどの説明文が添えられる予定という。

 曽根社長は「大変光栄なこと。その一言に尽きる。環境に配慮した取り組みを日本が進めていることを知ってもらえる良い機会になる」と話した。

 同社は約25種類の紫翠盃を扱っている。価格は2000~2万円。同社オンラインショップや福島市の県観光物産館(コラッセふくしま1階)などで扱っている。詳しくは同社ウェブサイトに掲載されている。