被災者の苦悩、風刺画に 南相馬市博物館、故朝倉さんの作品展

 
10月3日まで行われている作品展

 南相馬市博物館は10月3日まで、同市鹿島区出身の画家、故朝倉悠三さんが描いた東日本大震災と東京電力福島第1原発事故への風刺画を紹介する作品展を開催している。

 朝倉さんは1940(昭和15)年に旧鹿島町に生まれ、相馬高や原町高などで美術教師を務めた。各種水墨画展で賞を受賞し、2019年に死去した。

 作品は、原発事故の影響で会津若松市に1年避難した朝倉さんの震災時の経験を基に描かれている。避難から南相馬市に帰った際、多くの仮設住宅が立ち並ぶ景色や被災者の苦悩を目の当たりにした思いを作品に込めた。

 震災と原発事故への怒りや悲しみなどを描いたメッセージ性の強い風刺画30点が並んでいる。

 開館時間は午前9時~午後4時45分(最終入館は同4時)。月曜日休館。観覧無料。問い合わせは市博物館(電話0244・23・6421)へ。