eスポーツ最高峰リーグ参戦へ 郡山の箭内さん「魅力伝えたい」

 
「実力を出し切りたい」と意気込む箭内さん

 郡山市のeスポーツ選手箭内将也さん(21)=FUKUSHIMA GAMING所属=は、10月に開幕する格闘ゲーム「ストリートファイター5 チャンピオンエディション」の国内最高峰リーグに参戦する。箭内さんは「実力を出し切れるように頑張りたい。eスポーツの魅力を伝えられれば」と話す。

 箭内さんは、100人以上が出場するトライアウト大会で準優勝し、一般社団法人日本eスポーツ連合のプロライセンスを取得。ライセンスを持つ候補者28人のうち6人のみが指名されるドラフト会議で、再春館システム(東京)のチーム「Saisyunkann Sol 熊本」に選ばれ、プレーヤー「ヤナイ」として日本最高峰リーグ「ストリートファイターリーグ:Pro―JP 2021」に挑むことになった。

 県内在住者のプロライセンス所持は初めてとみられる。リーグは4人組8チームで争われ上位チームは世界大会への出場権を得る。

 箭内さんは中学生の時、動画投稿サイトでプロ選手によるストリートファイターの試合を見て「かっこいい。自分もやりたい」と同ゲームを始めた。徐々に実力を伸ばして県内のeスポーツ関係者には知られた存在となり、次は憧れの舞台に立つことになった。箭内さんは「楽しくてやっていただけで、いつの間にかここまで来ていた」と振り返る。

 コントローラーに触れない時間も、強いプレーヤーの動画を見たり、試合の想定を重ねたりする。トーナメントでは次の対戦相手が決まると、試合までのわずかな時間で、相手と同じキャラクターを操るプレーヤーに会員制交流サイト(SNS)などで連絡を取って対戦し、動きや技の特徴を研究する。

 eスポーツの中でも格闘ゲームは歴史が古く、対戦相手は経験豊富な年上の選手が多いという。箭内さんは「経験が浅い分、強みである瞬発力で勝負したい」と話す。

 eスポーツという熱中できることに巡り合い、さらには「ゲームをしていなければ出会わなかっただろう人たちにも出会えた」。応援してくれる家族や仲間たちに、よりいい報告をしたい。「優勝を目指して頑張ります」と力を込める。