養老孟司さん「虫捕りで自然感じて」 須賀川・ムシテックで講座

 
子どもたちが捕まえた虫を見て、名前や生態などを教える養老さん

 東大名誉教授・医学博士でベストセラー「バカの壁」の著者として知られる養老孟司さん(83)は4、5の両日、館長を務める須賀川市のムシテックワールドを訪れ、子どもたちに昆虫採集を通じて自然に触れることの意義を伝えた。

 養老さんは小学生のころから現在まで約70年にわたり昆虫採集を続けており、東南アジアなど国内外で採集に励んできた。特に甲虫のゾウムシの仲間を熱心に採集しており「丈夫な所に引かれる」と魅力を語る。

 今回の講座には、2日間で延べ15組の親子が参加した。養老さんは親子の虫捕りを見守り、捕まえた昆虫の名前や食べ物、特徴などを丁寧に教えた。

 養老さんは「座って勉強するのと違って、虫捕りをすると自然のいろいろなことが体に入ってくる。自然の中で過ごす時間を大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 参加した会津美里町の長谷川桜汰(おうた)君(高田小3年)は「いろいろな虫を養老先生に見せた。虫のことを詳しく教えてくれた」と話した。

 講座は、新型コロナウイルス感染防止対策として、1回の講座の参加親子を5組に限定して開かれた。