末社修繕や景観維持費、寄付目標達成に感謝 二本松・隠津島神社

 
ネット画面を確かめ、多くの人の協力に感謝する安部さん

 インターネットで8月29日まで、境内にある末社の修繕と景観維持のための資金を募っていた隠津島神社二本松市)のクラウドファンディングは、310人が247万1320円を寄せ、200万円の目標額を達成した。

 資金公募は「オール・オア・ナッシング方式」で行われ、目標を達成したことで、計画通り修繕などに取り組めることになった。禰宜(ねぎ)の安部章匡さんは「神社の修繕に興味を持ってもらえるか不安もあったが、全国のさまざまな人が協力してくれた」と感謝する。

 資金を募ったのは末社の一つ養蚕神社。築200年の社殿は一部が朽ち果てるほど老朽化し、修繕に500万~1千万円がかかる見込みだった。しかし人口流出に伴う氏子の減少、新型コロナウイルスによる参拝者減などで資金捻出が厳しく、7月からクラウドファンディングを展開した。

 リターンには改修記念の御朱印、神主やみこの体験などを用意。このうち、資材運びも含め修繕に参加してもらう「宮大工の助っ人」には、子どもを含め12人から応募があった。安部さんは「宮大工をやってみたいというニーズがあったのも収穫」と喜ぶ。

 同神社は今月から、ご神体を祭る場所の基礎部分の修繕に取り組む。安部さんは「地域を越えて神社を支援したいという気持ちをリアルタイムで知ることができる機会を与えてもらい、良かった」と話している。