江戸末期の暮らし身近に 川俣の商家「高橋家住宅」、一般公開

 
大正時代の高橋家住宅を写した写真を手に「歴史ある建物を継承していきたい」話す村上さん

 川俣町の高橋家住宅保存会は、江戸末期の居住環境が残されている同町の高橋家住宅を定期的に一般公開し、当時の暮らしの様子を伝えている。住宅の所有者で保存会代表の村上杪(こずえ)さん(69)=栃木県在住=は「歴史ある住宅の魅力を発信し、町活性化の拠点にしていきたい」と新たな可能性を探っている。

 高橋家住宅は、酒や呉服など商家を営んでいた高橋家が1851(嘉永4)年に土地と建物を購入して誕生した。土蔵造りの店蔵と住宅部分を組み合わせた建物で、82年に至るまで増築や修繕を繰り返してきた。保存会は毎月第3日曜日を中心に住宅を一般公開し、ミニライブや各種イベント会場として活用している。

 一般公開は6日も行われ、アンティーク雑貨などを販売するフリーマーケットを開催した。今後は、敷地内にある3階建ての蔵を改修し、ギャラリーやミニライブ会場としての活用を視野に入れているという。

 村上さんは「住宅の歴史のほか、絹の町として栄えた川俣の歴史や魅力も一緒に発信し、町おこしにつなげていきたい」と話した。