純米吟醸酒「帰忘郷」の酒米収穫 大熊・大川原地区で実証栽培

 
青空の下、酒米「五百万石」を収穫する関係者=7日午後、大熊町大川原

 大熊町と町農業委員会は7日、町内の大川原地区で実証栽培している酒米を収穫した。会津若松市の高橋庄作酒造店がこの酒米を使い、純米吟醸酒「帰忘郷(きぼうきょう)」を製造する予定で、来年春に一般販売される。大熊産酒米を使った日本酒の販売は初めて。

 酒米の実証栽培は昨年に続いて2年目。今年5月に植えられた酒米「五百万石」が約60アールの田んぼを黄金色に染め上げ、青空の下、関係者が機械で刈り取った。

 「帰忘郷」は昨年度、贈答用として製造された。郡山市の宝来屋本店が甘酒を造る計画もあり、町農業委の根本友子会長は「昨年より大きな粒が実った。おいしいお酒ができそうで楽しみだ」と笑顔を見せた。