福島県の輸出入額減少 21年上半期、新型コロナや地震影響

 

 小名浜税関支署が7日発表した今年上半期(1~6月)の県貿易概況によると、輸出額は550億3700万円(前年同期比87億3600万円減)、輸入額は2036億5100万円(同322億6000万円減)といずれも減少した。税関支署は「新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動への影響や、2月の本県沖地震で生産設備が一時休止したことが要因ではないか」と分析している。

 輸出は中国と英国向けの医薬品、米国と英国向けの原動機で減少した。一方でシンガポールと中国向けの電池類、マレーシア向けの石油製品は増えた。輸入はベルギーからの有機化合物、オーストラリアからの石炭が減り、米国などからの石油ガス類、チリなどからの非鉄金属鉱が増えた。

 港別では、小名浜港の輸出額が407億4100万円(同17億8300万円減)、輸入額が1471億3700万円(同204億7400円減)で、相馬港は輸出額が142億9600万円(同69億5200万円減)、輸入額が565億1400万円(同117億8500万円減)だった。福島空港は輸出入とも実績がなかった。