福島県、まん延防止延長へ 9月30日まで、独自対策継続の方向

 

 政府は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け本県に適用しているまん延防止等重点措置について、12日の期限を30日まで延長する方針を固めた。9日に政府対策本部会合を開き正式決定する。延長方針を踏まえ、県はいわき、郡山、福島の3市に適用している重点措置、残る56市町村を対象にした独自対策を延長する方向で調整に入った。

 本県を含めた期限延長方針などについて政府、与党関係者が8日、明らかにした。県内の感染状況を示す七つの指標は7日現在、全てでステージ4(爆発的な感染拡大)の水準を下回り、感染者の減少傾向が表れているものの、病床使用率など四つがステージ3(感染者の急増)の状況にある。

 重点措置が適用されている3市の直近1週間(1~7日)の人口10万人当たりの新規陽性者数は、いわき市が26.16人でステージ4、郡山市は18.99人、福島市は18.83人でそれぞれステージ3の水準。クラスター(感染者集団)は今月に入りすでに8件確認されており、全県での対策を継続させる必要があると判断したもようだ。

 県は、全県に12日までを期限とする独自の非常事態宣言を発令。県民に不要不急の外出自粛を求めるとともに、重点措置の3市で飲食店や大規模施設の午後8時以降の営業自粛など、56市町村には独自対策として、酒類を提供する飲食店などに時短営業を求めてきた。非常事態宣言の延長も含め、10日にも開く県感染症対策本部員会議で正式決定する。