女子高校生2人「映え」で貢献、美里の就労支援施設 商品情報発信

 
商品の写真を撮影する遠藤さん(左)、五十嵐さん

 会津美里町の就労移行支援事業所の直売店「ピーターパン・ピース」が販売しているパンや焼き菓子などをインスタグラムで発信する2人の高校生がいる。2人はいずれも大沼高3年の五十嵐瑠李(るり)さん(18)と遠藤遥さん(18)。「自分たちが持っている力を地域のために役立てたい」と声をそろえる。

 同店は、障害者の就労支援などに取り組む同町のNPO法人ピーターパンネットワークが運営する。事業所で作ったラスクやパン、弁当のほか、町内の農家が持ち込む野菜などを販売している。

 開店から約2年がたつ同店は、これまで手薄になっていた会員制交流サイト(SNS)での発信を同校に依頼した。同校も生徒が地域貢献できる場を探しており、学校から紹介されて興味を持った五十嵐さんは、友人の遠藤さんとともに協力することを決めた。

 インスタグラムのアカウントを8月に開設してから約1カ月。パンのほかに、タピオカドリンクやソフトクリームなどさまざまな商品を紹介している。

 撮影は2人で行い、五十嵐さんが投稿につけるコメントを考え、遠藤さんが写真の加工などを担当する。統一感のある写真を心掛けているといい、2人は「おいしそうな写真を撮るのは難しいが、フォローしてくれる人や『いいね』の数が増えてきてうれしい」と話す。

 同事業所の穴沢明美施設長は「SNSは私たちの苦手分野なので助かる。これをきっかけに、高校生と障害者が関わり合える活動も広げていきたい」と期待を込める。

 五十嵐さんと遠藤さんは「2人で考えながら工夫して投稿するのはとても楽しい。これからも売り上げアップにつながる発信をしたい」と意欲満々だ。

 ピーターパン・ピースのインスタグラムアカウント名は@pipapea