福島大・佐藤教授に学会最高位 「放射性物質取り除く方法」研究

 
学会賞を受賞した佐藤教授

 福島大共生システム理工学類の佐藤理夫教授(61)は、再生可能エネルギーなどの分野で優れた研究を行ってきたとして、「環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会」の最高位、学会賞を受賞した。同大が8日発表した。

 佐藤教授は2004(平成16)年に同大の助教授となり、06年に教授に就いた。化学工学を専門に再生エネのほか、リサイクルに関する研究を行ってきた。

 東京電力福島第1原発事故後に発足した同学会では、中間貯蔵施設の土壌に含まれる放射性物質を取り除く方法や、木が燃える際の放射性物質の移動の解析などの研究を手掛け、成果を発表してきた。本県在住の研究者として、本県の被災状況や避難者の声を同学会などを通して研究者らに伝え、情報発信にも努めた。受賞はこれらの実績と貢献が評価された。

 佐藤教授は「汚染物質の最終処分など今後も研究を進め、情報発信に努めたい」と話した。

 同賞は、8月25、26の両日にオンラインで開催された同学会の第10回研究発表会で授与された。