昌平黌初代総長に吉村作治氏 東日大学長には中山氏就任

 
昌平黌総長に就任した吉村氏(右)と東日本国際大学長に就任した中山氏

 東日本国際大などを運営する昌平黌(いわき市)は9日、学長の吉村作治氏(78)が昌平黌初代総長となり、後任の新学長・昌平黌理事に同大健康福祉学部長の中山哲志(さとし)氏(68)が就任したと発表した。2人の任期は2024年3月末まで。

 昌平黌によると、総長職は昌平黌が運営する学校や研究機関で教育に関する業務を総括する役職として新設した。吉村氏の就任は4月1日付。中山氏の学長就任は9月1日付で、同学部教授・学部長を兼任する。

 同大で記者会見に臨んだ吉村氏は「建学の精神にのっとり、人に優しくするという思想を基に教育を進めたい」とあいさつ。中山氏は「重責を感じる。学長としての役割を果たしていきたい」と述べた。

 中山氏は東京都出身。筑波大大学院教育研究科修士課程修了。東京成徳大人文学部福祉心理学科教授、日本福祉心理学会常任理事などを歴任。19年4月に東日本国際大健康福祉学部教授・学部長に就いた。

学習の質向上図る

 新学長に就任した中山氏に、抱負や新型コロナ禍の学習課題などを聞いた。

 ―学長就任の抱負は。
 「社会に役立つ人材の育成に関われることに喜びを感じている。学生の力を伸ばしていく関係性が教員に求められていると思う」

 ―新型コロナ禍で学習環境をどう維持するか。
 「コロナ禍で、本来は人間関係の中で培われる『人間力』の育成が難しい。ワクチン接種率が上がり、対面授業を実現できる環境になってきた。学習の質を高めていきたい」

 ―どのような人材育成を目指したいか。
 「誰かに教わるのではなく、自分で身に付ける価値観を持つことが大事。学生の成長を見守りながら、一緒に歩んでいきたい」