福島、郡山、いわきにワクチン大規模接種会場 モデルナ製予定

 

 県は今月中にも、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を福島、郡山、いわきの3市に設置する。計2万8000人分程度の接種を予定しており、ワクチン接種の加速につなげる。

 9日の県感染症対策本部員会議で示した。人口の多い3市では未接種者が多いことから、各市と連携して設置、運営する。今後、具体的な場所や予約方法などを3市と詰め、今月末から来月上旬にかけて順次開設する。ワクチンを接種していない12歳以上の県民が対象で、年代別の優先接種は行わない。

 大規模接種会場の設置に向け、内堀雅雄知事は電話で直接、河野太郎行政改革担当相にワクチン配分を要請し、5万6000回分を確保した。内堀知事は9日の臨時記者会見で「政府が目標としている11月までの接種に向け、大きな力になると期待している」と述べた。

 内堀知事は、政府分科会の尾身茂会長が提案するワクチンの接種証明と検査の陰性証明を組み合わせた「ワクチン・検査パッケージ」にも言及。「出口戦略」が重要だとして「2回接種というパッケージの前提をつくり上げるため、接種を促進することが重要課題だ」との考えを示した。

 県によると、8日時点の累計接種回数は207万5986回。対象の169万5539人に対し1回目を終えたのは67.1%に当たる113万7476人。2回目が完了したのは93万8510人で、全体の55.4%となっている。